生体を治癒へ導く
「口腔」崩壊への道・治癒への道
−歯牙・歯周・歯列・咬合・顔面頭蓋・全身−
昌秀と北九州の地に開業して32年経ちました。はじめは昌秀の一般臨床、私が矯正をしていたのがいつの間にか、昌秀がDentistry、私がStomatologyに興味を持つようになりました。
歯科医療とは、病態に陥った原因を探し、取り除き、生体の治癒能を引き出しながら的確な修復処置を行い、さらに治癒能を高めていくものでしょう。歯科の特殊性は軟組織を「元の形に戻す」という修復処置が必要であるところが一般医科との違いなのでしょうが、あまりにその部分だけが浮き上がって見えていたのかもしれません。生体を治癒に導くにはStomatology(口腔医学―病態に陥った原因を探し、取り除き、手を貸し、生体の治癒能を引き出す)とDentistry(歯科修復学−崩壊した部分を修復することによって崩壊以前の口腔に戻す)のバランスのとれた両輪が必要です。
これを包括歯科診療と呼ぶのでしょうが、患者さん側のニーズと医療者側が医療としてすべきことを考えれば、当たり前のことだったのです。
歯科界に関わっている人達みんなが同じ方向性を向いて努力したとき、きっと患者さんから評価される歯科界になるでしょう。今の何倍もの患者さんがおしかけ、「歯科にかかって健康が回復してよかった」と思って下さる時を夢見ています。
顎口腔見方のKey Word
1. 生体の治癒能とは
2. Stomatologyとしての診査・診断
3.? Dentistryとしての診査・診断
4.? 生理学的咬合論
5.? 補綴学的咬合論
6.? 人の顔を変えたのは何か〜今までの日本人とこれからの日本人〜
7. 構造医学
8. 生体とは・顎口腔系とは
9. 炎症と力のコントロール
10.? 顎口腔系の力の概念とそのコントロール
〜口腔を維持している要因・崩壊する要因〜
11. 咬合の体系化
12. 個体差
13. 臨床生理咬合〜機能からみた咬合〜
14. 下顎運動解析機でわかること・わからないこと
・中枢と末梢の運動路の調和
・限界運動路と機能運動路
・下顎運動の時間差について
・機能時の作業側顆頭の動きについて
・軟らかい食べ物、硬い食べ物
・下顎運動の干渉について
・Hinge movement
15.? 咀嚼運動とは
16. 咀嚼運動からとらえた咬合面形態
17. 生体力学とリモデリング
18. 全身の中での最適な下顎位
19. Dental Compression Syndrome (D.C.S)
20.? 口腔周囲筋のアンバランスとMFT
21. 態癖の顎口腔系に及ぼす影響とその対策
22. パラファンクションのサインをいかに見つけていかに読むか
23. よい咬合とは
24. 顎関節症およびTMDの基本的なとらえ方、及びその対応
25. 咬合の診査・診断
26. 咬合再構成の流れと処置
27. 各種スプリント
28. リシェイピング
29. 基礎的な治療
30. 確定的な治療 31. メインテナンス
実習内容
1. 資料の採集 2. 診査・診断 3. リシェイピング 4. 各種スプリント |